禁煙化が進むであろう象徴なのが、このほたる族の増加。
家族に室内では煙草を吸わせてもらえず、マンションのベランダに出てたばこを吸う喫煙者のこと。
家庭内での父親の肩身の狭さが浮き彫りにされる。
赤い火がほたるのように見えて、悲哀を感じざるを得ない。
タバコの値段が高騰した今となっては、「害を及ぼす贅沢」と罵られながらもジッと我慢しながらベランダでタバコを啜る『気概のあるほたる族』のみが生存している。
まさに世は「ほたる族」絶滅に向け進んでいるのであるが、保護される気配は一向に無いのが不憫である。