ホイチョイ・プロダクションズはバブルの申し子といえる製作集団。
バブル絶頂期にフジテレビとタッグを組み「私をスキーに連れてって」「彼女が水着に着がえたら」(いずれも馬場康夫監督)などを製作。スキーやマリンスポーツブームのきっかけをつくった。
そのホイチョイ・プロダクションの基盤となるのが「気まぐれコンセプト」というビッグコミック・スピリッツで連載されている漫画である。
「気まぐれコンセプト」単行本の初版が昭和59年(1984年)というモンスター作品だ。
「気まぐれコンセプト」の物語の舞台となるのは広告業界。主人公、ヒライ君は白クマ広告社という広告代理店営業部所属の営業マンだ。
そして彼の上司のクマダ部長、クリエイティブディレクターのマツイさん、ヒライが担当するスポンサー、カブト自動車のザイゼン部長、ライバル広告会社、荒鷲エージェンシーのやり手営業マンのカヤマ君などが常連の登場人物だ。
そんな「気まぐれコンセプト」を生み出すホイチョイ・プロダクションが8年振りの新作映画が阿部寛が主演、広末涼子、薬師丸ひろ子が 共演する「バブルへGO!! タイムマシンはドラム式」なのである。
バブル崩壊阻止計画をめぐる騒動をコメディータッチで描く。バブル絶頂期の東京を舞台に狂乱ぶりを象徴するエピソードも織り交ぜたエンターテインメントを目指す。
それにしてもホイチョイ・プロダクションのホームページサイトが無いのは何故だろう?