「花の金曜日」の略語。
週休二日制の会社が増えて金曜日の夜こそ休日前のの会社員が夜の繁華街で狂喜乱舞していた。
ディスコで華やかに変身するOLもいれば、ビリヤード場でハスラー気取りのサラリーマンが続出したのもこの時期。
日常のストレスから開放され、バブルのハイテンションに魅了され包み込まれる空間こそが「花キン」であった。
片やインドア派の「花キン」はレンタルビデオ屋さんで土日を楽しめる2泊3日のサービスを利用することであった。
もちろん洋画ビデオ2本に付きアダルトビデオ1本の割合が当時のスタンダードなレンタル比率であり、恥じらいある善良なバブルインドア派のレンタルスタイルである。GOO!
現在では死語となる「花キン」であるが、1989年から「はなきんデータランド(テレビ朝日系列)」として情報番組の冠タイトルにもなり、司会の桂文珍と喜多嶋舞が金曜日19時30分からお茶の間にHOTな情報を提供した。
しかし、もちろんのことながら「はなきんデータランド」を家で見ている人に「花キン」を楽しんでいる人は少ないことは言うまでもない。
ちなみに「はなきんデータランド」の前説が、結成当時のロンドンブーツ1号2号であったことも付け加えておこう。